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民泊から出るゴミを事業系ゴミとして適切に処理する方法はこれ!

多くの人が知らない民泊運営の壁として「ゴミ問題」があります。実は民泊は宿泊事業の一つですので、民泊でゲストが出すゴミも産業廃棄物として事業ゴミの扱いになります。

さらに、事業ゴミの処理を適切に行っているかどうかを行政に提出する必要があるケースが増えてきました。

今回は、民泊の産業廃棄物をどのように処理するべきかをお話ししていきたいと思います。

1.民泊のごみは家庭ごみと一緒に捨てれないのか?

1-1.民泊は宿泊事業である

そもそも民泊はビジネスであるという認識が必要です。どれだけ副業といえどビジネス、いわば宿泊事業だという認識をまずはお持ちいただくことが第一です。

例えば、あなたがコンビニを副業として経営していて、コンビニ弁当などの廃棄物を一般家庭ゴミとして一緒に捨てることができるかといえば、「いいえ」だと思います。

これと同じことが民泊でも言えるのです。民泊は宿泊事業ですから、民泊から出たごみは全て「事業系ごみ」に区分されます。事業系ごみは「一般廃棄物収集運搬業者」に処理を委託することになり、一般の家庭用ごみとして出してはいけないことになっています。

1-2.ゴミ捨て場に民泊のゴミを捨てるとどうなるのか?

仮に何も考えずに家庭用ごみ集積所(あなたがいつも使っているゴミ捨て場)に事業系ごみを出してしまうと、いわゆる不法投棄となり、廃棄物処理法違反に該当します。

この場合、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金を科されることがあります。法人もしくはその関係者に対する罰則はさらに厳しく、最悪の場合、3億円以下の罰金…となることもあります。

実際に京都府の民泊で罰則を科されたケースもあるため、注意が必要です。

2. 民泊から出た事業系ごみはどうやって処理する?

民泊施設から排出される事業系ごみは「事業系一般廃棄物」に区分され、家庭用ごみとは違った処理方法が必要です。具体的には、下のような3通りの方法での処理が考えられます。

① 業者に回収を依頼する

② 自ら処理施設へ持ち込む

③ 清掃業者に依頼する

2-1. 業者に民泊ゴミの回収を依頼する

まずは一般的な方法として、「一般廃棄物収集運搬処理業」の許可を持つ業者に依頼します(産業廃棄物の収集運搬業者ではありません)。

事業系ごみの回収を業者に依頼をすると、当然ながらコストがかかります(月数千円程度)。 小規模の民泊施設や民泊の営業を始めて間もない場合、コストに見合わない可能性があります。

頼んだ日だけ回収してくれるスポット契約や週1回など回収に来てくれる定期契約などがあります。どのような回収形態があるが、業者に確認してみましょう。

そして、業者にごみ処理を委託する場合、事前に許可証の提示を求めるなど、許可の有無と許可内容を確認することが重要です。

無許可で営業を行っている業者は、違法です。ごみを適切に処理することなく、儲けるだけ儲けたら、不法投棄など違法な手段を用います。自ら不法投棄をしていなくても、こうした業者が不法投棄をすれば、引き渡した方も責任に問われることになります。

また、行政に適切な処理を行なっているという証明に許可証に記載されている認可番号の提出を求められることもあります。ですから、認可番号の有無は非常に重要です。

2-2. 民泊ゴミを自ら処理施設へ持ち込む

清掃工場などの処理施設の受入れ基準をよく確認した上で、自ら一般廃棄物を搬入することができます。

この場合、民泊を営業するエリアを所管する清掃事務所で事前に申請する必要があります。あなた自身で持ち込めば、かなりのコストダウンになりますが、悪臭や腐敗など衛生面で問題がありますし、何よりも手間がかかってしまいます。

2-3. 民泊専門の清掃業者に依頼する

民泊の清掃業者によっては、ごみを引き取ってくれるところもあります。清掃からごみの処理まで引き受けてくれる清掃業者を選ぶことも選択肢の一つのです。

ただし、コストはそれなりにかかってくることが予想されます。

だいたい1LDKだと1回5000円程度、一軒家だと1万円前後が相場となっています。

3. 業者の選び方

最近では、きちんとしたごみの処理を行う予定があるかどうかを検査するため、民泊の届出の際に廃棄物処理業者と契約している証拠を求められることがあります。

しかしながら、どのように民泊のゴミを処理してくれる業者を探せば良いのかがわからないことが多いです。

3-1.インターネットで民泊のゴミ処理業者を探す

一般的に業者の探し方は、行政のサイトから紹介してもらう方法や、自ら検索し、業者に電話をする方法があります。後者の場合、インターネットの検索画面に「〇〇市(該当の市区町村) 事業系ごみ 業者」と入力して探すことができます。

しかし、民泊の場合、事業規模が極めて小さい(閑散期や180日ルールもあります)ことの方が多いです。そのため、業者が提示する一般的な相場(月額3万円~)では費用対効果が見合わず、業者選びが難航する…といった話をよく聞きます。

3-2.近隣エリアを担当しているゴミ処理業者を探す

1つ上で紹介した方法でダメな場合は大変ではありますが、あなたの足で動くしかありません。

ご近所の学校やコンビニ、商店などにごみ処理はどこに依頼しているか、聞いてみることをおすすめします。あなたが営業する民泊のエリアが回収ルートに入っている業者であれば、話を聞いてくれるかもしれないからです。

閑散期や180日ルールがあることから、ゴミの回収は週1回で十分なこと、ごみの量はごく少量(70Lのごみ袋1袋程度)であることを提示した上で希望の料金を明確にし、交渉してみてくださいね。

私の知り合いで、何人かはこの方法で実際に回収してもらうことができるようになっていますので、一度トライする価値はあると思います。

4.何はともあれまずは自治体の窓口に相談する

ここまで事業系ゴミ業者に依頼する方法についてお話ししてきました。とはいえ、一部の地域では自治体でゴミ処理を対応してもらうことができる場所もあります。

例えば、民泊特区の大田区では、小規模な民泊事業者のためにちょっとした特例を設けています。

排出量が少ない事業者の場合は、家庭ごみの収集に支障がないと区が認める範囲(注釈1)で、事業系有料ごみ処理券(シール)を貼付し、区の収集に有料で排出することができます。 この場合の可燃ごみ、不燃ごみ、資源の分別は家庭ごみと同じになります。

〔出典〕大田区:区の収集に事業系ごみ・資源を出す場合

すべての自治体がこのような特例を設けているとは限りませんが、ダメ元でも相談してみる価値はあると思います!

5.まとめ

合法的に民泊を営業するためにも、ごみ処理問題は避けて通ることができません。しかし、コストに見合う業者を見つけるのはなかなか大変です…。

とはいえ、誰しもが通らなければならない道です。まずは自治体に、その後インターネットで業者を調べてみた上で、それでも適切な業者がいなければ、あなたの足で近隣の店舗に相談に行くのが良いでしょう。

あなたの条件に合う事業系ゴミ処理業者が見つかることを願っています!